2005年10月20日
工事測量作業 最初に問題点を見つける
土木でも建築でも本工事に着手する前に、現地を測る事が最重要だと考えています。実際の話 結構 着手前測量を行うと問題点が出てくる場合が多いのです。中には用地が足りないとか、建物が敷地に入らないとか「根本的に工事ができない」という とんでもないものもあります。
工事に影響を与える問題点に気づかず施工してしまうと、手戻り等で大きな損失が発生しますし、対外的にも信用を落とします。弊社も恥ずかしながら数年前建築工事で失敗をしてしまったことがあります。2棟をつなぐ通路施工の工程で初めて気づいたのですが、それぞれの高さの基準ラインが違っていて、このままだと段差がつく状態になりました。
結局、一部やりかえ工事をしてなんとかなりましたが、お客様に迷惑をかけ復旧費用も安くはなく非常に気の滅入る(弊社の責任ですが)日々でした。
ところで失敗の一番の原因は何だったのか?単純な話でそれぞれの基準点の高さの差を実際に確認しなかったことです。
図面に書かれている高さの差と実際の高さの差が違っていたわけです。疑いもせず、各々の高さを元に施工してしまったため段差ができたということです。最初に実測確認して協議すれば、このような結果はなかったのです。
「工事開始前にとにかく測る!」 大事なことです。本当に身にしみた経験でした。