人に自慢できるくらい自分に甘い私が・・・【「子ども」が安全に生活できるまちを。】

2012年01月23日

某住宅会社のCMに共感

あのCM・・・、

キムタクが、ハンバーガーショップで注文をしているCMですが、みなさんも見た覚えがないでしょうか?

・最初は自分が欲しいものを伝えます。

・店員の「将来的には・・・」という言葉に、「じゃあそれで」。

自分が必要としているものより、相手が買わせたいものを優先します。

・あり得ない金額に驚き、文句を言いかけると、店長の登場。

・結局、断ることができず「35年ローンで」とひと言。

あやふやな考えで家づくりを始めると・・・、

住まいづくりの経験者には、あのCMを見てドキッとした人がいるはず。

正しい手順が分からなくて、「とりあえず、話しを聞きに行ってみようか」ということで業者に行くと、CMのようになります。

全体の予算がだいたい分かっていても、土地代、建物代、外構代、諸経費などの配分は考えていません。

欲しい暮らしが明確にならないまま家づくりを始めると、業者の提案に「それもいいね、これもいいよ」となって、当初予算から数百万円オーバーという事態になるんです。

店長の出番があるかどうかは分かりませんが・・・。(^^;)

◆ 引き算の家づくり

予算が膨らむには、分かりやすい原因があります。「これくらいだったら何とかなる」という思考です。

「融資可能額は3,000万円だったけど、余裕を持って2,500万円で考えよう」と冷静にスタートしたつもりが、欲しいものが膨らんで「ちょっと節約すれば、何とかなるか」と、心のどこかで、最終ラインを3,000万円にしてしまうのです。

そして、金額が増えた分、返済期間を長くして対応します。

これを防ぐには、引き算思考でいくのが、無難かと思います。「このプランにしたら100万円増えるから、見直しをして、増えた分をどこかで削ろう」

と、予算を最大限に生かして、『本当に家族に必要なものを取捨選択する作業』を繰り返すわけです。

みなさん、途中で考えがぶれないように、『家族がより幸せに暮らすにはどんな家が必要か』ということを、常に意識してくださいね。

◆ 業者は提案して当たり前

よりよい暮らしを提案するために、業者が提案をするのは当然のことです。その中には、みなさんの家族に必要でない提案もあります。

そこで、提案を見極める能力が必要になります。ただ、必要で無いと分かっていても「素敵だ。欲しい〜」って思う提案もありますよね。

でも、それを手に入れるために増額すると、後の暮らしが窮屈になるかもしれません。

1万円の服を「高い」と感じて買わなくても、2万円の服が1万円になっていたら「安い」と買うかもしれません。

それが本当に必要でなくても、「安い」という理由だけで。

家づくりを始めると、金銭感覚がおかしくなります。家を建てた後に「うっ、あのCM通りになってしまった」ということになりませんように。



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