愛媛県西条市丹原町川根 ため池補修工事完成

愛媛県西条市丹原町川根のため池補修工事が完成しました。

　今年の３月に愛媛県の別の場所でため池が決壊し、貯留水が流出して人家の浸水や農作物被害が発生しました。そのような後にため池補修工事を施工することになりましたので、少しプレッシャーを感じつつ現場を進めてきました。

 

 

 

 

西から東方向を望んだ着手前（左）と完成（右）です。新しく洪水対策用の構造物ができました。

 

 

 

 

南から北方向を望んだ着手前（左）と完成（右）です。提の池側も結構傷んでいましたが、きれいに復旧完了です。

 

 

 

 

北から南方向を望んだ着手前（左）と完成（右）です。提幅も広がり、安定感いっぱいです。

 

 

 

 

さて施工状況です。ため池は土の締固めをいかに確実にしていくかが一番重要です。１層毎に何回締固めたかを確実に管理しながら施工していきます。

 

 

 

 

同時に締固めた土の状況の試験を行います。規格値を満たしているかどうか確実にチェックしていきます。施工に際して設計仕様を満たした転圧機械により盛土の締固めを行い、盛土の密度が十分である事を常に確認しています。完成したこの工事の施工については自信をもっています。

現場はかわいい

　７月になりました。２００５年の後半スタートです。今年の梅雨は暑く、雨が降りません。まるで真夏です。一雨欲しいなとずっと思っていたら、やっと本日・夕刻に降りました。今晩は熱帯夜ではないみたいです。 　さて、私自身、会社の現場監督員でもあります。「土木君」です。現場をやっていて、それなりの苦労もありますが完成した時の達成感はたまりません。難工事ほどうれしかったりします。自分の段取りが成功した時は、快感で、つい人に話したくなったりします。 　このような感じですので、「現場はかわいい」とよく思ってしまいます。工事完成後、何回も見に行く現場もあります。特に人が集まる場所（例えば公園）はいいと思います。いろいろな年齢層の人が、自分がかかわった現場で、ゆったりと気ままに過ごす様子を眺めるのはいいです。でも、私は工事に使用した基準点やマーキングをなんとなく見たりして、施工当時を思い出したりします。職業病かもしれません。 私がよく担当するのは山間部の現場です。完成直後は雑草もなく、長いもの（へび）の心配も少ないですが、今の時期は草むらに居そうで、つい離れてしまいます。長いものは苦手です。これからしばらくは、草むらに対して勢いがありません。

土木現場も施工しています

　社名の「工務店」のイメージより皆様からよく言われるのが「建築オンリーの会社じゃないのか」ということです。でも、実際は売り上げの殆どは土木工事で、しかも山間部の現場が多い典型的な地場零細土建屋です。公共工事が減少している今、苦しい戦いをしていますが、数少ない土木現場を懸命にこなしています。 　そんな中で、この春より着工した３現場が完成しました。本日、そのひとつが無事に完成検査を完了しました。明日・明後日も残り２現場の完成検査の予定となっています。検査完了は肩の荷が下り、うれしいのですが、後を考えると次の仕事が必要ですので背筋が伸びます。 　これから完成した土木現場についても紹介していくつもりです。